#187 SR500 Custom Report

定休日や空いた時間をすこしづつ利用して久しぶりに制作できた自分用のチョッパーです。 謎のサイドカーがついたゴミ同然のフレームと半バラだったエンジンをO/Hしながらすこしづカスタム、整備をしながら組み上げました。

 

自分のためのSRを造っては「 欲しい!! 」ってお客さんに譲ることが6台続き、しばらくSRに乗れずに寂しかったのですが、自分用のたくさんのプロジェクトの中で街乗りでも走りやすく、いちばんラクにロングツーリングに行けるスタイルをSRにたくさん乗るために制作しました。

イメージしたのはメインストリームのso-cal(南カリフォルニア)スタイルではなく、nor-cal(北カリフォルニア)のスタイルを自分流に解釈し、ストックチョップな雰囲気にヒッピー感と田舎くさいカスタム感をプラスしたもの。

 

以前の愛車の「 カスタムギャラリー№59 SR400 B級チョッパー 」に通じるスタイルですが、フォーク長やタイヤ、リアショック、ステップ位置、などロングツーリングのために煮詰めたディメンションはそのままに、ガソリンタンクとフレームのモールディング、シートレールの造り治しなどでカスタム感を追加しました。

 

普段は外注に出すボンドワークによるモールディングやペイントも「 AMAGARAGE 」、「 KAMIKAZE 」によるヘルプのあとに、「 BACON 」 に師事しながらブースを借り、初めてのフレームペイントで雑な仕上がりですがすべて自分の好きなデザインで仕上げてみました。


JOINTS CUSTOM BIKE SHOW2019 出展車輌です


制作過程のブログ記事はこちら


【 詳しい解説、各部ご紹介のムービー 】

 

【 走行ムービー 】

 

【 車体右側のムービー 】

 

【 車体左側のムービー 】

 

【 軽い試走と車輌全体のムービー】

Custom List

Frontハンドル、Fフォーク、ヘッドライト etc.

フロントフォーク周り

◯フォークボトムは余分なステーをカットしてスムージング後バフ仕上げ。

『10cmロングフォークジョイント』(バルブ無し用)

〇高品質なステンレス製のフォークジョイント。

15cmロング インナーチューブ

〇より安全にフロントを伸ばすことができるフォークチューブキット。

チークバー

〇延長したフォークのワンテンポ遅れがちなハンドリングを補正するのに効果絶大なスタビライザーです。


フロントフェンダー

◯フロントフェンダーはあえてのクローム仕上げでワンオフ制作です。


フロントホイール

◯H型アルミリムはスペイン製のアクロン。 いずれ変更する予定です。

◯フロントタイヤにハイトが低く丸みのあるものを選ぶことで待ち乗りでクイックなハンドリングに設定しています。セレクトしたのはIRC。車体の雰囲気には似合いませんがハンドリングはバツグンです。


スイッチ

『ミニウインカースイッチ  カプラーオンキット (‘85~00)』

〇カプラーオンでカンタン取り付けのミニウインカースイッチ

(年式違い、小型のヘッドライトには加工取付しています)


ヘッドライト

オールドベーツタイプサイドマウントライトキット

◯当時のビンテージから型取りし、SR・XS用に復刻。通常よりすこし高い位置にマウント。ビンテージルックながら現代のH4バルブで夜道や車検も安心のライトキットです。


ハンドル/ハンドル周り

ビンテージレプリカ10インチプルバックハンドル

◯立ち上がりの幅や角度、垂れ、絞り具合など当時のチョッパーの雰囲気が漂う絶妙なシェイプをそのままに完全に復刻しています。

◯スロットルはデッドストックのもの、レバーはハーレー用を加工流用しています。

アマルタイプスロットル

◯スイッチ類などコントロール類は小型のものを使用してシンプル化。2%ERの定番メニューです。

 『スロットルワイヤー800mm

400mmロングブレーキケーブル

クラッチワイヤー200ミリロング


ロックデコンプレバー

〇よりハンドル周りをシンプルにするエンジン直づけのデコンプレバー。


ハンドルロックウェルドオンキット

〇アンダーブラケットに追加してからクロームメッキをかけました。


ロックデコンプレバー

〇よりハンドル周りをシンプルにするエンジン直づけのデコンプレバー。


スピードメーター

60φ機械式スピードメーター

ユニバーサルメーターステー

〇目立ちにくく視認性の高いガソリンタンク左前側にマウント。

↓(現在はより便利なこちらのボルトオンキットも発売中です)

【スモールタンク用レフトサイドメーターキット】

〇スポーツタンクなど小型のタンクに換装時、視認性よく目立ちにくい箇所に完全ボルトオンで60φメーターを取り付けできるキット。

メーターケーブル延長ジョイント 15cm

〇フォーク延長やメーター移設の際に使用します。


Centerタンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラー etc.

•永く付き合うために、半バラの部品取りだったエンジンはクランクの芯出しからフルO/Hした500cc、シリンダーをパウダーコート、ヘッドとヘッドカバーはショットブラスト仕上げです。 ペイントは0.2mmの四角いメタルフレークをベースにオシャレ感の出るホワイト/アイボリーを使わずに茶色でフィニッシュするというテーマで、たくさんの助けをもらいながらペイントの素人の自分が初めて施したフレームからのカスタムペイントです。


マフラー

『ワンオフパイプ製作用エキパイフランジセット』

〇根本の口金に便利な製作キットを使いワンオフ製作。絞りパイプを使用したドラッグパイプです。


ステップ

『ミッドハイステップキット/クローム』

〇カッコいい乗車姿勢、極端に疲れにくくなるポジションの2%ERのカスタムに欠かせないステップキットです。


キャブレター

FCRキャブレター

〇遅いSRの走りが激変します。鋭く伸びやかな加速で始動性も良好、扱いやすいキャブレターです。

『FCR39φ用 マニホールドキット』

〇FCRキャブレターをSR400/500にガッチリ固定する専用アダプターです。

アルミファンネル/ファンネルネットセット

〇プラスチックの赤ファンネルからアルミに変更、ステンレス製のゴーミよけネットのセットです。


シート

◯このカスタムの起点となった特徴的なシートは以前にアメリカのスワップミートで手に入れた正体不明のものです。


シート下

◯シート下フレームは肉厚パイプを1本もので手曲げし、若干ドロップダウンしながらエンドをループ状に巻いています。


ガソリンタンク取り付け

◯ガソリンタンクはスポーツスタータンクをフレームに溶接。 溶接部分は国産車の微振動と熱によるクラック(割れ)への対策として、間に空気の層を作りながらタンク、フレームそれぞれに応力分散のパッチを貼り、モールディングベースにもなる鉄板をチドリで溶接する、、、と永く乗るための手間をかけています。


  • Rearフェンダー、リアショック、スイングアーム etc.

    リアショック

    ◯リアショックは車高を下げすぎずに仕上げるというテーマでHAGONをセレクトしました。


    リアフェンダー/テールランプ

    ◯定番のフラットフェンダーにDUOテールの組み合わせ。リアフェンダー、スイングアームもフレームと同色のペイントで仕上げました。


    シッシーバー

    ホールタイプシッシーバー

    ◯ホールタイプのプレート部分のみを使用、バー部分をダサカッコいいデザインでワンオフ制作しました。


    リアウインカー

    スモールバレットウインカー/クローム

    〇定番中の定番。チョッパースタイルのウインカー。

    『リアボトムマウントウインカーステー』

    〇スイングアームにウインカーを取り付けるステーです。

    ※Parts Referenceは類似商品または追加工された商品が表示されている場合がございます。