#179 SR400 Custom Report
ボバー/チョッパー/オールドレーサーの無国籍なミクスチャースタイルとして仕上げたSR400カスタム。
以前に携わらせてもらった ○「 カスタムギャラリー№132 」 を受けついだ新オーナーに車両を持ち込んでいただき、
全体バランスを取りながらリア周りやヘッドライト、マフラーなど外装のカスタム、
FCRキャブレター化、 ○「車検/車検整備」 をさせていただきました。
( 以前の姿はこちら )
リア周りに13cmロングのハードテールキットを組み込み車体バランスを向上、その他のシートやフェンダー、
シッシーバーなどは以前のものをそのまま使用し、なるべくコストを抑えて制作しています。
全体的にヤレたガレージビルドのような雰囲気はそのまま残し、新規で制作したヘッドライトステーなどは加工跡そのままの荒っぽい仕上げとしています。
○「 制作過程のブログ記事はこちら 」
【 車体全体右側のムービー 】
【 車体全体左側のムービー 】
【 軽い試走と車両全体のムービー 】
Custom List
Frontハンドル、Fフォーク、ヘッドライト etc.
フロント周りの以前からの変更ケ所はヘッドライトとハンドル。
あえて大きめの ○「 ルーカスタイプヘッドライトケース 」 に独特の丸みのある球型レンズの ○「 英ルーカス純正ヘッドライトレンズ 」 をステンレスの手曲げライトステーで取り付けました。炙りあとはそのままに、ポリッシュなどの仕上げをせずに使用しています。
独特なハンドルバーもステンレス製手曲げワンオフの以前のものをベースに、もう少し乗りやすい角度に曲げ戻し、ドリルド加工を追加。 ○「 フランダースタイプ ドッグボーンライザー 」 でマウントしています。
コントロール類は ○「 アマルタイプスロットル 」 やミニスイッチでスッキリ化。
ウインカーは定番の ○「 スモールバレットウインカー 」 を○「 専用ウインカーステー 」 でフレーム下部にボトムマウント。
○「 機械式スピードメーター 」 を視認性の良いガソリンタンク左前側に「ユニバーサルメーターステー」で取り付けしています。
Centerタンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラー etc.
ガソリンタンクは車両持ち込み時のままヤマハの旧型モデル、MR50のものを使用しています。
シート下フレームはリアの”リジットライン”ボルトオンハードテールキットのラインに合わせて一直線に加工。
車高が低くなり、地面に摺るようになったマフラーは排除し、新たにスタイルに似合うアップマフラーを制作しました。
キャブレターは ○「 FCR39φ マニホールドセット 」 に変更。加速、始動性ともにバツグンのキャブレターでSRの走りが数倍楽しくなります。
取り付けボルトが切り落とされていた以前のシートは裏板を加工してスプリングを追加、以前のショートサス時より格段にラクの乗れるようになっています。
雑な取り付けだった電装類はすべてアクセスしやすくスイングアームに戻してもジャマにならないエンジン後ろ側に集中、あわせて配線類もシンプルに引き直しています。
【 ほかセンター/車体周り使用パーツ 】
○「 ウェルドタブ/ナット類各種 」 ガソリンタンクやスピードメーター、シート、マフラー、CDIやレギュレターなどの各電装類のマウントなどに多数使用
Rearフェンダー、リアショック、スイングアーム etc.
今回のカスタムのメインだったリアセクションのボルトオンハードテール化。
13cmロングの ○「 ”リジットライン”ボルトオンハードテールキット 」 を使用しています。ステムからリアアクスルを一直線に繋ぐことで往年のリジットフレームシルエットを再現、過去に無かったSR400/500のディープなカスタム制作ができるキットです。
取り付けはその名の通りのボルトオン設計。スイングアームピボット受けが残る設計なので、車検時やスタイル変更時に簡単にスイングアーム/リアショック仕様の戻すことができます。
シッシーバーやリアフェンダーは以前のものをそのまま使用、シッシーバーはフレーム側取り付けマウントを加工し、スイングアーム仕様のときのフロント部分が短いリアフェンダーの前側には、デッドストックのマッドフラップを取り付けコストを抑えて制作しています。
( フロント側の短いリアフェンダーは路面の砂やゴミ、水が巻き返しキャブレターに直行、するため不調やエンジンブローの原因となります )
リアホイールはホットロッド定番の15インチ。
【 ほかリア周り使用パーツ 】
○「 ウェルドタブ/ナット類各種 」 シッシーバーやウインカー、トルクロッドの取り付けに使用