#173 SR400 Custom Report
〇「 №171のSR400チョッパー 」同じく身長190cm近い長身オーナーからオーダー頂いたチョッパーSR400です。
リアに13cmロングタイプの”リジットライン”ボルトオンハードテールを組み込み、フロントフォークは2%ERのレギュラーパーツの中で最長の長さになる30cmロングで大きな車体に仕上げています。
1回のツーリングで相当な距離を走るオーナーからのオーダーは「 リジットチョッパースタイルで荷物がたくさん積めて疲れにくい旅仕様 」。
リアショックの無いハードテールながら乗り心地よく製作するという相反するいつもの課題は、ゆとりのあるステップ位置、窮屈さがなく抑えの効くハンドル位置、背もたれになり体重を預けられるフレームの内臓によりお尻と背中に広く体重を分散できるシートなど乗車姿勢とポジションにとことん拘り両立させました。
ロングツーリングもラクラクな仕上がりです。
外装はオーナーの要望通りのトラディショナルなチョッパースタイル。
スポーツスタータンクやフラットフェンダー、ハイバックシートなど定番パーツをバランスよく配置、細かなアクセントとしてドラッグパイプマフラーに絞り加工を施しました。
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【追加カスタム後の詳しいご紹介動画】
【追加カスタム御の走行動画】
Custom List
フロントフォークは 〇「 15センチフォークジョイント 」 と 〇「 15センチロングインナーチューブ 」で30cm(12インチ)ロング。 迫力のフロント周りとなります。
このフォーク長なので、ねじれやヨーイング予防の 〇「 チークバー 」 は必須、高いスタビライザー効果を発揮し、高速でのカーブ時でも安定します。
ノーマル18インチのフロントホイールに 〇「 ハブキャップ 」 を貼り付け。カンタン取り付けでビンテージバイクのドラムブレーキのようなクラシカルなスタイルになります。
タイヤはチョッパースタイルに似合うシンプルな縦溝。 高さが低く丸いタイヤのセレクトでロングフォーク時のハンドリングの重さを軽減します。
ハンドルはフラットドラッグバー。 〇「 パウコタイプ 3インチスクエアライザー 」 でほど良い高さに持ち上げてマウント。 長身長のオーナーでも窮屈さが無い疲れにくさ、スタイルを両立した位置にセットしました。
ヘッドライトはデッドストックディキシー。 〇「 デュアルライトステー 」で角目2灯化。( 入手困難となり現在廃盤 ⇒ こちらの新キットがございます )
目立ちにくく扱いやすいステム下には〇「 ハンドルロックウェルドオンキット 」 でハンドルロックを新設。車検時、保管時、出先やツーリングでも安心の装備です。
【ほかフロント周り使用パーツ】
〇「 スモールバレットウインカー 」 〇「 機械式60φスピードメーター 」 〇「ユニバーサルメーターステー」
トラディショナルなチョッパースタイルに仕上げたセンター周り。
シート下フレームは”リジットライン”ボルトオンハードテールキットと一直線につなぐためフレームを一度切断して肉厚パイプでストレートに造り直し、シンプルなリジットフレームラインに加工。スタイルの要となる部分です。
ガソリンタンクは汎用スポーツスタータンクの底板を貼り替え、3点ラバーマウントで安全の取り付け。今回はペイントではなくクロームメッキで仕上げました。
マフラーは絞り加工をアクセントにしたワンオフドラッグパイプ。オイル交換時の妨げにならないギリギリの位置で腹下にエンドセット、口金には 〇「 ワンオフパイプ制作用エキパイフランジセット 」を使用しています。
ロングツーリングもラクに走れる乗り心地の秘訣、ハンドル位置だけでなくセンター周りではこの2点。
長身の乗り手でも走行時に窮屈にならずに脚をふんばることができ、全体重を預けられる強度で製作している
〇「 ミッドフォワードコントロールキット 」。 このベストな位置のステップと、内側に上半身の全体重を分散して預けることができる背もたれフレームを仕込んだワンオフ制作のハイバックシートによるものです。 オーナーに跨ってもらい、加速時の体重移動も考慮した箇所にしっかりとしたフレームを仕込み、その上に底づきしないウレタンを貼りこんでいます。
(インナーフレーム無しのウレタン積みだけでは安心して体重を預けるには頼りなく、常に上腕と腹筋、背筋に力を入れている状態になりツーリングから帰ってくると疲れます)
【ほかセンター/車体まわり使用パーツ】
〇「 バイシクルキックペダル/ブラック 」 〇「 バッテリーレッサー 」
〇「 カスタムイグニッション ウェルドオンキット 」 〇「 ブリーザーフィルター 」
〇「 ウェルドタブ/ナット類各種 」 ガソリンタンク、電装類の取り付けに多数使用
往年のリジットフレームラインを実現する 〇「 ”リジットライン”ボルトオンハードテールキット 」。
ステムからリアアクスルを一直線に繋ぐシンプルなフレームラインとなります。(通常の5cmロングではなく、13cm延長のロングタイプを使用しています)
リアホイールは 〇「 リア16インチキット 」 で16インチ化。 根強い人気のメニューです。リアタイヤには高さの低いダブルリボンタイヤをセレクトしました。
シッシーバーは角棒を使ったシンプルなデザイン。長距離ツーリングにの荷物に対応するよう高さを確保しています。
通常、振動の多いSR400/500この高さのシッシーバーは距離を走ると耐えられずに破断しますが、ハイバックシートの中にサブフレームを仕込むことにより対策、長く使っていただけうように耐久性に配慮しました。
テールランプは 〇「 Biltwell Model C LEDテールライト ポリッシュ 」 を使用。
リアフェンダーも奇をてらわずに定番のフラットフェンダーをセレクト。クロームメッキで仕上げました
【 ほかリア周り使用パーツ 】
〇「 ウェルドタブ/ナット類 」(リアフェンダーやシッシーバー、ウインカーの取り付けに多数使用。
〇「 スモールバレットウインカー 」