#131 XS650 Custom Report
もともとは「 オールドレーサースタイル 」として制作した「 #75 XS650 カスタム 」をベースに追加カスタムしたXS650です。
オーナーの要望は「 悪く 」と「 キャンプツーリング 」だけ。
ハンドルライザーやヘッドライト、リアフェンダーにシッシーバーの追加、ペイントの変更。
元のレーサースタイルから、少ない手数で60年代後半のボバーからチョッパーへの過渡期の雰囲気を狙い制作しました。
全体的に荒っぽい雰囲気になるように、溶接焼けを残し、エイジング加工で仕上げています。
〇「 関連ブログ記事はこちら 」
【詳しいご紹介動画はこちら】
【エンジン載せ換えや調整作業、試乗走行などの動画です】
Custom List
Frontハンドル、Fフォーク、ヘッドライト etc.
【フロントフォーク】
◯ハーレーの74スプリンガーを加工流用したフロントフォーク。リンケージ位置の変更でグリメカキャリパーでのブレーキング時も滑らかにフォークが沈む設定です。
【フロントホイール】
◯フロントホイールは19インチ。寄せ集めのような雰囲気にしたくて前後ホイールを違う色にしました。
【ヘッドライト】
◯平べったく小ぶりで丸みのあるヘッドライトをワンオフ制作のライトステーで取りつけしました。
【ハンドル】
◯溶接痕がのこる継ぎはぎのワンオフハンドルに合わせ、エイジング加工の後に組み付けています。ミラーは大ぶりなビンテージレプリカ。
◯2.5インチ高とほどよい高さのフランダースレプリカライザー。
【スイッチ】
『ミニウインカースイッチ カプラーオンキット (‘85~00)』
〇カプラーオンでカンタン取り付けのミニウインカースイッチ
(年式違い、小型のヘッドライトには加工取付しています)
【スピードメーター】
Centerタンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラー etc.
•いつも「 BACON 」に外注するエイジングペイントですが、オーナーの強い希望で、ペイントのヘタなビルダーの僕自身がBACONに教えてもらいながら自由に塗らせていただきました。ツヤ有り、ツヤ無しが混ざる荒いブラックをベースに、ワンポイントのアクセントとなる同系色を重ねるグラフィックでラフでダサカッコいい印象になるよう心がけました。
【マフラー】
◯フレーム、エンジンギリギリに沿うエキパイはステンレスでワンオフ。取り外さずにオイル交換ができるよう工夫してあります。サイレンサーはデッドストックのトランペット。ロングベル仕様です。
【ステップ】
◯ワンオフのミッドハイステップはパーカライズ仕上げ。シンプルながら味のあるように造りました。
【シート】
◯シートはKRタイプのシートパンを小さく加工。リアショックとシートスプリングのおかげでスポンジ無しでもラクちんです。
〇シートスプリングの受けとしてフレーム側に溶接して使用。
【シートレール】
◯シート下フレームはスマートにドロップ加工。継ぎ手は差し込みラグ風仕上げでクラシカルな雰囲気をもつように制作しました。
【エアクリーナー】
◯シート下に見えるエアクリーナーボックスはXS650Eから加工流用。
【電装】
Rearフェンダー、リアショック、スイングアーム etc.
•リアフェンダーのペイントも僕自身にお任せいただきました。あえてガスタンクと別色のホワイトベースにエイジングを施し、あくまでワンポイントで主張しないよう左側にグラフィックを入れています。
【リアショック】
〇約4cmダウンのリアショック。ローダウンサスの中ではよく動きます。
【リアホイール】
◯リアホイールはメッキの18インチリム。タイヤはオールステートです。
【リアフェンダー】
◯フェンダーは60’sチョッパー/ボバーなどカスタム車の定番、20’sのFORDスペアタイヤカバーを加工取りつけ。希少なフェンダーですが、ブリキのような薄さと経年劣化で弱っているので裏側にはかなり大掛りな補強を入れ、国産車の微振動、シッシーバーとキャンプ道具の重みに耐える耐久性を持たせています。
【シッシーバー】
◯お任せだったシッシーバーはワンオフ。あえてメッキなどの表面処理はせず荒っぽく仕上げました。
※Parts Referenceは類似商品または追加工された商品が表示されている場合がございます。