#239 SR400 Custom Report
2%ER店主が若いころに衝撃を受け、憧れたスタイルをSR400ベースで自分用に造った1台です。74スプリンガーに前後16インチでベタベタに低く、地を這うようなライディングポジションのカテゴライズしにくいこのスタイル、1度は造ってみたい!と思い終業時間や定休日をすこしづつ使って2年ほどかけコツコツ仕上げたSR400です。
特徴的なリアのプランジャーサスペンションは愛知県日進市の「GREASE MOTORCYCLE」さんによるもの。試験的にコラボレーションさせていただき公認車検を取得できました。(一般の取り付けまではしばらく受付けできません)
各所にそつなく入ったピンラインは「JERK GARAGE」にお願いしました。
Custom List
Frontハンドル、Fフォーク、ヘッドライト etc.
【フロントフォーク】
◯ブレーキパネルはフローティング加工とトルクロッドの取り付け角度の改善でブレーキング時に滑らかに沈み込むように設定しています。
〇ブレーキング時にフロントフォークを沈み込ませるために必要なフローティング加工済みのブレーキパネル。
【フロントホイール】
◯ホイールは特注スポークで16インチ化、ハブ/リムとも半ツヤブラックのパウダーコート仕上げです。
【ヘッドライト】
〇オールド英ルーカス社デザインのヘッドライトケース。ステンレス材でワンオフ製作したライトステーで低めにマウントしています。
〇ビンテージのルーカス松明(たいまつ)ヘッドライトを現代のH4バルブ搭載でのリプロダクトです。
【ハンドル/ハンドル周り】
◯ハンドルは1インチ径の手曲げしたパイプをトップティーに溶接取り付け。
◯シンプルなハーレー用カスタムスロットル、ビンテージハーレーのアーミーモデルに採用されていたクラッチレバーを加工してブレーキレバーに使用しています。
◯左スイッチは埋め込み仕様。クラッチレバーの無いジョッキーシフトなのですっきりシンプルに仕上がっています。グリップは革テープを巻きました。
〇目立ちにくく操作しやすいステム下部に溶接取り付けで新設しています。
〇よりハンドル周りをシンプルにするエンジン直づけのデコンプレバー。
【フロントウインカー】
『ミクロウインカー』(廃盤 ⇒ 現在は『公認スタービーンズウインカー』にモデルチェンジしました)
〇超小型のミクロウインカーをエンジンマウント下部前側に取り付けです。
【スピードメーター】
〇目立ちにくく視認性の高いガソリンタンク左後部へ移設。
【ほかフロント廻り使用パーツ】
◯ヘッドライトステー、ヘッドライトの取り付けに使用。
Centerタンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラー etc.
•メインフレームの前半分を使い、リアは「GREASE MOTORCYCLE」さんのプランジャーへ繋がる一直線のリジットラインに変更。
ガソリンタンクは純正を大幅に幅詰めしたワンオフ品に「JERK GARAGE」による飽きがこない程度のピンストライプを入れてもらいました。
【ステップ/シフト】
〇ミッドハイステップのラクな乗車姿勢そのままに、タッチやストロークなど操作感にこだわったジョッキーシフトキットです。ジョッキーシフトは通常販売のものに多少の手を加えて意匠を追加しました。
【マフラー】
〇根本の口金に便利な製作キットを使いワンオフ製作した、右のアップ出しマフラーです。インナーに特殊構造の「ローパスバッフル」を仕込んでいます。
【キックペダル】
◯ヒートシールド代わりになる位置に取り付けしています。
【キャブレター】
◯キャブレターはお店に転がっていた余りもののCR38φを気分で採用しました。2%ERでは「FCRキャブレター」を推奨しています。
【電装】
〇CDI以外のすべての電装類をエンジンのクランクケース後部に集約しています。車体の左右どちらからでも両手でアクセスでき整備性良好、車検の際スイングアーム仕様に戻しても組み替える必要は一切ありません。
〇LEDウインカーにも難なく使える1~150ワット対応のワイドレンジウインカーリレー。純正リレーにリプロとしても使用できます。
『バッテリレッサー』
〇純国産で製作しているバッテリーレスキットです。
【エンジン周り】
〇純正エアクリーナー取り外しの際に必要なフィルターキットです。
【シート】
◯シートはワンオフの本革ソロサドルシートを2インチスプリングでマウント。
『ソロサドルシート 2インチスプリング コンフォートマウントセット』
〇主にカスタムフレームなどに取り付けしやすいマウントキット。レバー比も変更でき良好なクッション性で制作できます。
Rearフェンダー、リアショック、スイングアーム etc.
•この車両の最大の特徴、プランジャーサス。リアホイールを支持するプレートが上下スライドしショックを緩衝する仕組みで、古くは50年代前後のインディアンやBSA、BMW、トライアンフなどの外車、日本ではメグロなどが採用していた昔の機構です。今回はこの機構をオリジナル開発しているグリースモーターサイクルさんとのコラボにより公認車検の取得に至りました。
【リアホイール】
〇一般的なハーレーと同サイズになり迫力が出るキットです。
〇定番のビンテージスタイルタイヤ。
【リアフェンダー】
〇厚みがあり耐久性の高いリブフェンダー。裏面にプレートを3枚使い、頑丈にマウントしています。ワンオフのフェンダーブレースはステンレス製。ヘッドライトステーと合わせた差し込みラグ風のデザインで光沢を抑えた半艶仕上げです。
【テールランプ】
◯テールランプは古い英車用。極小デザインです。
【リアウインカー】
『ミクロウインカー』(廃盤 ⇒ 現在は『公認スタービーンズウインカー』にモデルチェンジしました)
〇超小型、強力LED仕様の極小ウインカー。
〇~6mm取り付けウインカー用溶接ステー。
【ほかリア廻り使用パーツ】
〇トルクロッド受けボスに使用。
◯フェンダーの取り付けに使用。
◯フェンダーステーやテールランプの取り付けに使用。
※Parts Referenceは類似商品または追加工された商品が表示されている場合がございます。