お問い合わせ
EN

#234 SR400 SPECIAL / GREEN FROG

Custom Bike

Style: , ,

#234 SR400 SPECIAL / GREEN FROG Custom Report

200台を超える2%ERのカスタムバイクの中で、他のカスタムバイクと異なり細部にまで徹底的に手を入れ、最も手間をかけたショーカスタムのSR400です。

オーダー車両が出来上がったタイミングで開催が近いカスタムショーへの出展、という普段の形ではなく、オーナーから「2%ERの歴史に残る過去最高のカスタムを造ってほしい」というオーダーを受け最初からカスタムショーでのアワードを念頭にスタートしたプロジェクトでした。

エンジンはビッグフィン化した400で、膨大な時間をかけたオーナーによる手磨き。そのオーナーの気持ちに負けないようにSRのカスタム史上、最も美しいシルエットの70‘sチョッパースタイルを目指して制作したフルカスタムです。

ゼロからの設計、全てオリジナルで開発したフロントのJYROスタイルのフロントフォーク、リアのプランジャーサス、スーサイドジョッキーに対応できる2系統のブレーキ(フロントブレーキレスのハンドブレーキ)、ガソリンタンクと一体化のモールディングフレームなど当時の持てる技術の全てを出し切った公認車検取得の車両です。

この長さのロングフォークでクセの無いニュートラルなハンドリングにも拘り、ショーカスタムレベルの車両ながらオーナーは昼メシやナイトラン、ツーリングなどデイリーユースも難なく使用。カスタムショーへの出展にももちろん自走で搬入するなど日常的に乗り回してもらっています。

ペイントは京都の「KAMIKAZE PINSTRIPE」。スモーク上のキャンディーグリーンをベースに2%ERのフラッグシップモデルのみに採用するウェーブデザインを乗せて塗り上げてもらいました。

車体からはみ出す部分はステップくらい。糸トンボのようなスリムさもこのカスタムの特徴です


【詳しい解説、ご紹介動画①】

【詳しい解説、ご紹介動画②】

【走行動画】

【制作過程の動画】

【HOT ROD CUSTOM SHOW2019出展の動画】

【2%ERのロングフォークたち】


(HOTROD CUSTOM SHOW2019 ; COOLピック受賞

(JOINTS CUSTOMBIKE SHOW2021 ; BEST DOMESTIC受賞


THE SR TIMES 掲載記事

バイクのニュース 掲載記事

CUSTOMFRONT掲載記事

Custom List

Front

(ハンドル、Fフォーク、ヘッドライトetc.)

70’s当時でも異色の下バネスプリンガー、「JYROスプリンガー」を模して製作したワンオフフロントフォーク。ハンドリングに大きな影響を及ぼすトリプルツリーのオフセット距離やメインパイプの材質、ボトムロッカーの3点の穴位置の関係、スプリングの設定など10回以上の変更の後に仕上げています(トレール幅70mm)。

ホイールは18インチの角6本スポークインベーダー。タイヤは丸みのあるSHINKO製3.00-18を採用しました。

ハンドルは1インチのライザーレスドラッグバー。フレームやマフラーのリップル形状に合わせた装飾を追加しつつシンプルに仕上げました。

ハンドコントロールにはシンプルなハーレー用スロットルとブレーキレバーを使用。ブレーキレバーはエンジン下部に隠したブレーキマスターを介してリアに配置したダブルキャリパーの内うちの一つを作動させる仕組みで、シンプルなフロントフォーク/ホイールのデザインを邪魔するブレーキキャリパーをフロント側には取り付けない仕様になっています。こうすることによりシンプルなデザインでスーサイドジョッキーシフトでも気兼ねなく乗れる仕様に仕上げました。

ヘッドライトは5インチ。ハンドルストッパーを兼ねたワンオフライトステーでバランスの良い位置に取り付けしました。

ガソリンタンク左前に取り付けた電気式スピードメーターはリアホイールに仕込んだマグネットの回転パルスで操作させる仕組みです。

取り付けられていないかのように見えるウインカーはエンジンマウント下部に「Xミニウインカー」を取り付けしています。


Center

(タンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラーetc.)

取り付け位置をミリ単位で設定したガソリンタンク一体のフレームは、一部に剛性の高い引き抜き材を特殊な絞り加工を施した部材を使用。クロームメッキ後にモールディングし、キャンディーグリーンでペイントです。

エンジンはオーナーが1年かけた手磨き。シリンダーヘッドをビッグフィン化し、左右のクランクケースカバーはクロームメッキ仕上げです。

キャブレターは「FCRキャブレター」。追加した「FCRキャブレター用ファンネル/ネットセット」含めてこちらもオーナーによる手磨きでのフィニッシュです。

ミッドハイ位置のステップはレギュラー品の「ミッドハイジョッキーシフトキット」に意匠を加えたワンオフ。ブレーキタッチやシフトタッチの操作のしやすさはそのままに、デザインを追加して仕上げました。リアディスクのためフットペダルはエンジン後部に設置したKUSTOM TECH製マスターシリンダーを動作させる仕組みです。

リップルデザインで制作したキックペダルと、ドラッグパイプマフラー。マフラーはシンプルなシルエットで車体に寄せて製作し、中ほどに「CRAZYリップルパイプ 42.7φ」を使用しました。口金には「ワンオフパイプ製作用エキパイフランジセット」を使用しています。

シート下に配置したビーハイブ形状のアルミ製電装ボックス。上部がスクリュー式のフタになっているワンオフ製作品です。

シートはセンターをベロア、サイドを本革で切り返したコブラシートです。


Rear

(フェンダー、リアショック、スイングアームetc.)

ワンオフ製作したプランジャーサス。数えきれないくらいのトライ&エラーを繰り返しましたが満足のいく動きには至らなかったこの車両で唯一心残りになる部分です。

ディスク化したリアホイールは特注スポークで組んだ18インチのメッキリム。他車種からセンターハブは、こちらもオーナーによる手磨きでのフィニッシュ。

ブレーキはダブルキャリパーの2系統仕様(ハンドレバー、フットペダルでそれぞれ1基ずつ動作させます)です。

リアフェンダーは「汎用サイクルフェンダー」をベースにSRの振動に耐える効果的な補強を裏面に追加し、安全に6点マウントで取り付けしています。

シッシーバーはステンレス材で製作。「ロックテール」を2連で取り付けしました。

ウインカーは極小サイズの「Xミニウインカー」。プランジャーサス下部に目立ちにくく取り付けしています。