#196 SR400 Custom Report
もともとは車の板金屋さんが趣味でカスタムを楽しんでおられた車輌を個人売買で手に入れられた神戸のオーナーさまから車輌持ち込みでオーダーいただき”リジットライン”ボルトオンハードテールキットを中心にリア16インチ化などリア周りのカスタム、車検や車輌全体の不安個所の見直しと各部の点検整備、メインハーネスの引き直しなどすべての見直しの作業をさせてもらったSR400です。もとの状態の素性の良さを残しながら安全でカッコいいカスタムSRとしてリニューアルさせていただきました。
(車輌持ち込み時の姿はこちらです)
(整備からハードテール化、全体のカスタム作業の様子はこちら)
【キックスタートから走行のムービー】
【車体右側のムービー】
【車体左側のムービー】
Custom List
フロントフォークは新商品、ほど良い長さの「7.5cmフォークジョイント」ですこしロングフォーク化。小ぶりなSRをバランスよく大柄にします。
アンダーブラケット下部には「ハンドルロックウェルドオンキット」を取り付けハンドルロックを新設。
フロントタイヤはスタイリングが良くフォーク延長時にもハンドルが重くなりにくい18インチの縦ミゾタイヤに変更しました。
「4.5インチベーツライト」、Tバーなどハンドル周りは基本的には持ち込み時そのままの仕様ですが、各ワイヤーハーネスの引き直しやレバー/スロットル周りのグリスアップなどで仕上げています。
ハンドル周りのワイヤーを1本でも減らすためにデコンプレバーはエンジンに直づけの「69デコンプレバー」を追加しました。
ウインカーは「スモールバレットウインカー」をフレーム下部に。
スピードメーターは「48φ機械式スピードメーター」。よりシンプルに、視認性の良い箇所に取り付けするため取り付け位置をガソリンタンク左前に移設しました。
ガソリンタンクは持ち込み時そのまま、軽いエイジングペイントが施されたピーナッツタンク。
リアセクションの「ボルトオンハードテールキット」と一直線に繋がるようシートフレームを造りなおしています。肉厚鋼管を使い極端にシンプルに仕上げました。
シートは〇「ナロータイプベイツレプリカ ソロシート/ピリオンパッドセット」。フロントソロシートを乗車時にいちばんスプリングが効く角度に取り付け位置を設定し、ピリオンパッドは加速時の体重の支え、ホールドできる位置に取り付けしています。(シートの取り付け位置や角度によって乗り心地が大きく左右されます)
マフラーは持ち込み時に取り付けされていたトランペットマフラー。取り付けステーを加工して使用しています。
ステップは「ミッドハイステップキット」。カッコいい乗車姿勢だけでなく体重を分散でき踏ん張りが効く位置にセット。レバー比を考え抜いた操作感よい設定のステップキットで、距離を走っても疲れにくい2%ERのカスタムに欠かせないステップキットです。
ノーマルキャブレターに「アルミネットファンネル」をセット。キャブレターはトランペットマフラーと合わせたセッティングに変更しています。
電装類はエンジンクランクケース後部にプレート留めで集約。スタイルのジャマをせず、整備性の良い箇所で車検時にも余計な作業が無いようにまとめています。
【ほかセンター、車体周り使用パーツ】
「ウェルドタブ/ナット類」シートやマフラーステーなどに多数使用
持ち込み時にラインが合っていなかった5cmロングの他社製ハードテールキットを取り外し「”リジットライン”ボルトオンハードテールキット」をセットしたリア周り。車格が13cmロングとなり二周りおおきな車体で、往年のリジットフレームのようにステムからリアアクスルを一直線に繋ぐ本格的なスタイルとなります。その名の通り取り付けはボルト/ナットによる脱着なのでスタイル変更や車検時にカンタンにスイングアーム/リアショック仕様へと変更できます。
リアホイールは「16インチキット」を組み込みダブルリボンタイヤを履かせました。
リアフェンダーは定番のフラットフェンダーに〇「スパルトテールランプ」。シッシーバーの重みと微振動に耐えられるよう充分な補強を施し6点マウントで支持しました。
シッシーバーはステンレス材を使用しワンオフ制作。スタイルに合わせてすこし長めに制作しました。
【ほかリア周り使用パーツ】
「ウェルドタブ/ナット類」(リアフェンダー、シッシーバー、ウインカーの取り付けに多数使用)
「スモールバレットウインカー/ブラック」「リアスプロケット」、、、