#87 SR400 Custom Report
70年代のチョッパースタイルを標榜にカスタムしたSRです。
オーダーは「 お任せ 」。 オーナー様のスタイルや体格、性格、雰囲気に似合うように制作。
当時のカスタムフレームのようなサス受けまわり、幅もナロードして細さを出しています。
スイングアームも加工して、リジットサスを内側に寄せています。
その効果でマフラーも車体ギリギリ内側に寄せることができ、
通常のカスタムSRではなし得ないシャープでナローなチョッパーに仕上げました。
ナロースプリンガー化、カスタムペイントは予算が届かず、外装はひとまずメッキ仕上げです。
〔 全体シルエット 〕
フロントフォーク15cm延長、 シートレールドロップ & ナロード、
スイングアーム7cm延長、 リジットサス、 フロント21インチ
〇【 E-PUB.JP 掲載記事はこちら 】
Custom List
Frontハンドル、Fフォーク、ヘッドライト etc.
〇「 15cmフォークジョイント 」 、 〇「 フロントホイール21インチキット 」
を組み込んだフロントエンド。
ビンテージのルーカス製フォグランプで角目2灯。
〇「 デュアルライトステー 」 使用。
ドラッグバーを 〇「 パウコタイプスクエアライザー 」 で3インチ持ち上げています。
ハンドル周りはスッキリ仕様
〇「 アマルタイプスロットル 」
〇「 ロックデコンプ 」
〇「 英車タイプレバー 」
〇「 ハンドルロックウェルドオンキット 」 はステム下。 ハンドルロックを新設しています。
〇「 ダイヤモンドウインカー 」 は 〇「 専用ステー 」 で幅狭くマウント。
Centerタンク、オイルタンク、シート、ステップ、マフラー etc.
1枚の鉄板から制作したワンオフコフィンタンク。
完全ワンオフ制作なので、長さ、取りつけ位置と角度、フレームへの被りがベストな位置です。
ベーツスタイルシート。
通常のソロサドルより細く制作しています。
オーナーの背丈や手足の長さに合わせた位置でスプリングマウントすることで、
リジットサスながら 〇「 ミッドハイステップ 」 とあわせて
考えずに作られているサスつきチョッパーよりも相当ラクに乗れます。
シートレールはドロップ加工。
プレート形状のサス受け式で制作。 当時の雰囲気です。
電装ボックスは多面体のオイルタンク風デザイン。 開閉式でメンテナンスがラクです。
左側にイグニッションキーやスイッチ類を集中させました。
通常の角棒ではなく、長方形断面のフラットバーをツイストしてワンオフ制作したリジットサス。
スイングアームの加工で、サスの取り付け位置を内側によせ、車体全体をナロー化。
アップスイープマフラーも車体ギリギリまで内側に寄せています。
Rearフェンダー、リアショック、スイングアーム etc.
スイングアームは7cm延長。 チョッパースタイルには必須のメニュー。
ロングホイールベースにすることで、70年代カスタムがきれいにまとまります。
オーナーが乗って一番カッコいい角度と高さを狙ったシッシーバー。
ムダなギミックや装飾は一切いれず、 細くシンプルに制作しました。
振動を殺す設計、肉厚フレームのハーレーとちがい、
振動を先端部分へ逃がす設計の薄肉フレームのSR。
考えずに物造りをすると、リアフェンダーやシッシーバーに割れが入る、部品が折れることが多いです。
メッキ仕上げのワンオフリアフェンダーには振動に負けないよう、裏側に効果的な補強をいれています。
テールランプはマーカーライトを加工、
〇「 ダイヤモンドウインカー 」 を使用しました。