#296 SR400 PURPLE BLURRYCustom Report
2023年NEWORDERチョッパーショーに未塗装のまま出展、そのまま3100kmの北海道ツーリングに行った後に仕上げのペイントをし、2023年の横浜HOTROD CUSTOM SHOWに出展したSR400です。
お客さまからのオーダーではなく2%ER店主用にハードテール仕様で制作した車両で、70年代のロングフォークチョッパーを標榜にしたルックスだけでなく
乗り心地やハンドリングにこだわり、街乗りからロングツーリングまでこの見た目でも気負い無く楽しめる疲れにくいポジション、
誰でも乗れるレベルの適正なハンドリングで制作しました。
リアブレーキは開発中で商品化のテストも兼ねた『SR400/500用リアディスクキット』にキャリパーを2基掛けで右手のハンドブレーキ、
右足のフットブレーキを各1系統ずつに分けて使用、これによりフロントホイールにブレーキが付かないチョッパーらしいスッキリしたフロント周りに仕上げています。
ハンドブレーキはエンジンのクランクケース後部に設置したマスターシリンダーをドラムブレーキのワイヤーで作動させ、
坂道での停車や低速走行時でも安心の安全な仕様となっています。
国内最大のカスタムショーに出展させていただいた車両ですがショーバイクとしての位置づけではなく、あくまで実用的でしっかり走れるカスタム車両として仕上げました。
後の車検を考慮し、ハードテールキットやリアディスクキットはボルトオン設計。リアはスイングアーム/リアショック仕様にボルト/ナットで変更できます。
●【トレール値】
某海外メーカーに特注した30インチ(約75cm)オーバーのロングフォーク化でそのまま取り付けると極端に重くなり、
少しハンドルを切っただけでバッタン!と切れ込むようになるハンドリングは、
ワンオフ製作した5°レイクのトリプルツリーで約8cmと適正なトレール値に設定。純正のSRとほぼ変わらないニュートラルなハンドリングに設定。
片手でもラクに運転できるように設計しました。
またフロントホイールを小径の17インチにすることでハンドルを切ったときの、タイヤと地面の設置点の変化率を抑えています。
上記2点で停車時の取りまわし、低速での街中の交差点でもハンドルが切れ込まずラクに運転できます。
●【車体の重心】
〇部分の曲げを通常の”リジットライン”ボルトオンハードテールキットより大きく曲げることにで
車両で1番重いエンジン、クランクシャフトの位置(重心)をカーブで車体を倒したときに地面に擦らないギリギリを狙い、
できるだけ大きく曲げて車両全体の重心下げています。
前後の車軸の直線上に重心を近づけることで走行時のフラつきを防止し安定させます。
また適正なトレール値とロングフォーク化によって延長されたホイールベースで、
特にバイパスや高速道路では抜群の安定感となっています。
●【ブレーキ】
ダブルキャリパーのブレーキ。ハンドブレーキ、フットブレーキそれぞれのレバー比を変え、
約4:6の設定。チョッパーに適したリア主体の制動に設定することで乗りやすく仕上げています。
特に割れやすいSR400/500のタンクとフレームの溶接、独自の方法で溶接しています。 ※画像をクリックしてください
【モールディング/ペイント】
ガソリンタンクや車体全体のボンドワークは京都『P.H.K』さん、ペイントは『BACON』。何層も塗り重ねたサイケデリックなパターン。パープル基調で塗り上げてもらいました。
【各部や車体ディメンションの詳しい解説動画】

【横浜HOTROD CUSTOM SHOW出展車両】


【ベースになったSTDハードテールコンプリート サンプル車はこちら】
【MOVIE】
●JOINTS2024

●北海道ツーリングから完成!

●自走で神戸ニューオーダーチョッパーショーに出展

『北海道ツーリング2023』
●パート① ニューオーダーチョッパーショー会場からフェリー、北海道上陸から最初のキャンプまで

●パート② 絶景の入り口、上士幌へ 狩勝峠、ヌプカの里、ナイタイ高原

●パート③ 絶景の道東に半日で到着!三国峠、美幌峠、屈斜路湖

●パート④ バイク乗りの聖地、道東をツーリング 摩周湖 天国へ続く道 知床峠 開陽台展望台

●パート⑤ 道東、根室へ

●パート⑥ 道東の大自然で感動

●パート⑦ 最終日に北海道有数の絶景へ

●パート⑧ 福島のゴーストランへ

●パート⑨ 長野の絶景ツーリングスポット ビーナスライン編
